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文献詳細

雑誌文献

臨床外科77巻12号

2022年11月発行

文献概要

特集 外科医必携 緊急対応が必要な大腸疾患 大腸癌診療での緊急対応

閉塞性大腸癌に対する緊急手術の適応と留意点

著者: 田中佑典1 塩見明生1 賀川弘康1 日野仁嗣1 眞部祥一1 山岡雄祐1

所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター大腸外科

ページ範囲:P.1277 - P.1281

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【ポイント】
◆閉塞性大腸癌に対する腹腔鏡下の緊急手術は,腸管拡張による視野確保の困難さ,腸管浮腫による腸管の脆弱性のため,副損傷に十分注意する必要がある.
◆二期的な根治手術を想定して人工肛門造設をする場合,原発巣切除時の腸管再建や尿路再建の方法,脾彎曲授動の要否,ポートサイトなどを考慮して造設部位を決定する.
◆根治性の有無や腫瘍の局在に応じた治療戦略を基本としながらも,患者の全身状態を加味し,総合的に術式を判断する必要がある.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年11月末まで)。

参考文献

1)Jullumstrø E, Wibe A, Lydersen S, et al:Colon cancer incidence, presentation, treatment and outcomes over 25 years. Colorectal Dis 13:512-518, 2011
2)Cheynel N, Cortet M, Lepage C, et al:Trends in frequency and management of obstructing colorectal cancers in a well-defined population. Dis Colon Rectum 50:1568-1575, 2007
3)van Hooft JE, Veld JV, Arnold D, et al:Self-expandable metal stents for obstructing colonic and extracolonic cancer:European Society of Gastrointestinal Endoscopy(ESGE)Guideline-Update 2020. Endoscopy 52:389-407, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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