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直腸癌局所再発に関する医師のためのWEB相談システム「CONNECT-LR」
著者: 塚田祐一郎1 伊藤雅昭1
所属機関: 1国立がん研究センター東病院大腸外科
ページ範囲:P.1344 - P.1349
文献購入ページに移動直腸癌治癒切除後の初回再発部位別の頻度は,骨盤内に再発する局所が9.6%,肺が7.5%,肝が7.3%であり,局所再発の頻度が高いことが直腸癌の特徴である.直腸癌局所再発は外科的切除により根治が期待できるため,「大腸癌治療ガイドライン医師用2019年版」にもR0切除が可能と判断した場合に手術を行うことが推奨されている.しかし,難治性がんである直腸癌局所再発は診断・治療が難しく,手術の難易度が高いうえに切除可能か否かの判断には高い専門性と経験が必要である.
そこでわれわれは,直腸癌局所再発の治療成績向上のためには遠方の施設からでも直腸癌治療の専門医師にコンサルトしやすい環境の構築が必要と考え,webによる診療情報交換システムを用いた遠隔コンサルテーションシステム(名称:CONNECT-LR,専用ホームページ:https://connect-lr.net/)(図1)を2019年8月に立ち上げた.
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