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書評
—辻 哲也(編著)—がんのリハビリテーションマニュアル 第2版—周術期から緩和ケアまで
著者: 志真泰夫1
所属機関: 1筑波メディカルセンター
ページ範囲:P.225 - P.225
文献購入ページに移動 今日,がん医療では治療やケアの進歩に伴い,患者の生存期間が延長し,がんと共生する時代となった.
わが国におけるがんのリハビリテーションの黎(れい)明(めい)期は,2002年に静岡県立静岡がんセンターが開院し,リハビリテーション科が設けられたことに始まる.その時の初代部長は,本書の編者の辻哲也先生である.そして,2010年度診療報酬改定で「がん患者リハビリテーション料」が設けられて,これを契機としてがんのリハビリテーションの成長期が始まった.それから4年を経て「がん対策基本法」(2016年改正)第17条に「がん患者の状況に応じた良質なリハビリテーションの提供が確保されるようにすること」と定められ,がんのリハビリテーションは法的な根拠を持つようになった.そして,本書初版から10年を経て,この間の臨床と研究の成長を踏まえて,第2版が発刊された.
わが国におけるがんのリハビリテーションの黎(れい)明(めい)期は,2002年に静岡県立静岡がんセンターが開院し,リハビリテーション科が設けられたことに始まる.その時の初代部長は,本書の編者の辻哲也先生である.そして,2010年度診療報酬改定で「がん患者リハビリテーション料」が設けられて,これを契機としてがんのリハビリテーションの成長期が始まった.それから4年を経て「がん対策基本法」(2016年改正)第17条に「がん患者の状況に応じた良質なリハビリテーションの提供が確保されるようにすること」と定められ,がんのリハビリテーションは法的な根拠を持つようになった.そして,本書初版から10年を経て,この間の臨床と研究の成長を踏まえて,第2版が発刊された.
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