文献詳細
特集 そろそろ真剣に考えよう 胃癌に対するロボット支援手術
デバイスの選択と手術の定型化
ロボット支援幽門側胃切除術の定型化—電気メスを用いる手術(Double bipolar法)
著者: 菊地健司1 柴崎晋2 宇山一朗34 須田康一25
所属機関: 1藤田医科大学岡崎医療センター外科 2藤田医科大学病院総合消化器外科 3藤田医科大学先端ロボット・内視鏡手術学講座 4藤田医科大学先端外科治療開発共同研究講座 5藤田医科大学高度情報医療外科学共同研究講座
ページ範囲:P.404 - P.409
文献概要
◆当科がロボット支援手術胃切除術の導入初期より開発してきた「Double bipolar法」は,多関節機能を最大限に活かせる点や周囲臓器への熱損傷を比較的軽微に抑えられる点などから,従来の腹腔鏡手術と比較してより愛護的な手術を可能としている.
◆本稿の後半部分では,神経線維をメルクマールとする「outermost layer」と「内側アプローチ」を原則としたNo. 6の郭清や膵上縁の実際の郭清手技について,気を付けている点や郭清終了までのステップを中心に概説した.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年4月末まで)。
参考文献
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