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文献詳細

雑誌文献

臨床外科77巻4号

2022年04月発行

特集 そろそろ真剣に考えよう 胃癌に対するロボット支援手術

デバイスの選択と手術の定型化

ロボット支援下噴門側胃切除術の定型化(観音開き法)

著者: 幕内梨恵1 布部創也1

所属機関: 1がん研究会有明病院消化器センター胃外科

ページ範囲:P.424 - P.429

文献概要

【ポイント】
◆ハーモニックを用いる場合,3番ポートは通常よりもやや頭側に入れる.
◆食道後壁と残胃の固定は後の吻合のしやすさに影響するため,確実に行う.食道後壁をあらかじめ十分剝離することが肝要である.
◆術後吻合部狭窄を防ぐため,食道残胃吻合の際は糸の締めすぎに注意が必要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年4月末まで)。

参考文献

1)Nunobe S, & Ida S:Current status of proximal gastrectomy for gastric and esophagogastric junctional cancer:A review. Ann Gastroenterol Surg 4:498-504, 2020
2)上川康明,小林達則,上山 聡,他:噴門側胃切除後の食道胃吻合における工夫—徹底した逆流防止と安全性を目指して.手術52:1477-1483,1998
3)Hayami M, Hiki N, Nunobe S, et al:Clinical Outcomes and Evaluation of Laparoscopic Proximal Gastrectomy with Double-Flap Technique for Early Gastric Cancer in the Upper Third of the Stomach. Ann Surg Oncol 24:1635-1642, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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