icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科77巻7号

2022年07月発行

特集 徹底解説! 食道胃接合部癌《最新版》

各論

食道切除—胸腔・腹腔アプローチ

著者: 野間和広1 田辺俊介1 藤原俊義1

所属機関: 1岡山大学消化器外科

ページ範囲:P.807 - P.813

文献概要

【ポイント】
◆食道浸潤を有する食道胃接合部癌に対する下縦隔郭清術は,腹臥位胸腔鏡下を用いると非常に術視野が良好である.安全かつen blocに設定した領域を郭清することができる.
◆腹腔鏡下に食道裂孔を開放し,経裂孔的に縦隔内で食道残胃再建術を行う.その際に下縦隔での術視野を得るために,fan retractorやorgan retractorは非常に有用である.
◆縦隔内観音開き法再建も,基本的には腹腔内での観音開き法再建と同じ手法で行う.縦隔内であるために偽胃底部をさらに食道壁口側に固定すること,また食道裂孔ヘルニア防止に胃前壁と裂孔を縫合閉鎖する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年7月末まで)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら