文献詳細
特集 導入! ロボット支援下ヘルニア修復術
各論 【鼠径ヘルニア】
文献概要
【ポイント】
◆腹膜高位切開によるロボット支援下鼠径ヘルニア修復術は,ロボットの多関節機能を生かした一方向性の剝離が可能である.
◆剝離の際には,ランドマーク血管である下腹壁血管,内側臍ひだ(臍動脈索),性腺血管,精管を目安に剝離可能層を追う.
◆当院での初期成績では,M型,L1,2型,L3型の順に剝離時間を要することから,導入時の手術適応は考慮すべきである.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年9月末まで)。
◆腹膜高位切開によるロボット支援下鼠径ヘルニア修復術は,ロボットの多関節機能を生かした一方向性の剝離が可能である.
◆剝離の際には,ランドマーク血管である下腹壁血管,内側臍ひだ(臍動脈索),性腺血管,精管を目安に剝離可能層を追う.
◆当院での初期成績では,M型,L1,2型,L3型の順に剝離時間を要することから,導入時の手術適応は考慮すべきである.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年9月末まで)。
参考文献
1)Sheetz KH, Claflin J, Dimick JB:Trends in the adoption of robotic surgery for common surgical procedures. JAMA Netw Open 3:e1918911, 2020
2)Podolsky D, Novitsky Y:Robotic inguinal hernia repair. Surg Clin North Am 100:409-415, 2020
掲載誌情報