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特集 外科医が知っておくべき! 免疫チェックポイント阻害薬
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ページ範囲:P.5 - P.5
文献購入ページに移動 免疫チェックポイント阻害薬が,がん診療の日常診療として使われるようになってから,まだ日が浅い.しかしながら,最近では,次々に新たな薬剤,抗CTLA-4抗体,抗PD-L1抗体なども登場し,その適応も着実に広がっている.これまでは,標準治療が終了した症例が主に対象になっていたが,術後補助療法のみならず,一次治療としても保険適用になってきている.その状況下,外科医自身が処方する場面も多くなっているものと思われる.ただ,従来の化学療法薬とは異なる有害事象,副作用も発生してしまい,その対応も従来の薬剤とは異なる治療が求められている.日進月歩の領域であり,今後も新たな展開をみせることも間違いない.外科医はcatch upしていくこと自体に難渋してしまう可能性もある.
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