文献詳細
増刊号 —消化器・一般外科—研修医・専攻医サバイバルブック—術者として経験すべき手技のすべて
Ⅱ.体表・体壁 ヘルニア
文献概要
ビギナーへのアドバイス
◯大腿ヘルニア(新JHS分類F型)は嵌頓・腸管壊死を伴うことも多く,患者それぞれの状態に応じた治療が必要となる.確実な診断のもと適切な術式選択を行うことが重要であり,各術式に精通しておく必要がある.
◯腹腔鏡下手術は両側の正確なヘルニア診断とその修復,術後早期の疼痛や慢性疼痛が少なく,有用性が広く示されている.
◯大腿ヘルニア(新JHS分類F型)は嵌頓・腸管壊死を伴うことも多く,患者それぞれの状態に応じた治療が必要となる.確実な診断のもと適切な術式選択を行うことが重要であり,各術式に精通しておく必要がある.
◯腹腔鏡下手術は両側の正確なヘルニア診断とその修復,術後早期の疼痛や慢性疼痛が少なく,有用性が広く示されている.
参考文献
1)日本ヘルニア学会・2021年版鼠径部ヘルニア分類(新JHS分類).
2)Glassow F:Femoral hernia:review of 2,105 repairs in a 17 years period. Am J Surg 150:353-356, 1985
3)蜂須賀丈博:鼠径ヘルニアの治療 大腿,閉鎖孔腔ヘルニアの治療.手術62:1709-1714,2008
4)梅田普一,他:鼠径部陥頓ヘルニア緊急手術症例の検討.日臨外会誌75:611-615,2014
5)亀山哲章,他.大腿ヘルニア:腹腔鏡下手術.消外41:397-405,2018
6)日本ヘルニア学会ガイドライン委員会(編);鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2015.金原出版,2015
7)HerniaSurge Group. International guidelines for groin hernia management. Hernia. 2018;22:1-165.
8)柵瀬信太郎(監修),早川哲史,他(編);3.腹腔鏡下手術 c.TAPP法.ヘルニアの外科.南江堂
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