icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科78巻11号

2023年10月発行

文献概要

増刊号 —消化器・一般外科—研修医・専攻医サバイバルブック—術者として経験すべき手技のすべて Ⅳ.小腸・結腸 腸閉塞・憩室

腸閉塞の治療—保存的治療から手術まで

著者: 松山貴俊1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター 消化管外科・一般外科

ページ範囲:P.194 - P.196

文献購入ページに移動
ビギナーへのアドバイス
◯保存的治療中は患者の状態を十分に観察し,改善がないときは治療法の変更を検討する.
◯外ヘルニア嵌頓に対する非観血的整復は鎮痛下に行い,整復後の偽還納に注意する.
◯癒着剝離時は比較的剝離が容易なところから行う.腹膜播種による腸閉塞の手術ではイレウス管が有用である.

参考文献

1)菅野良秀,他:経鼻内視鏡補助下イレウスチューブ挿入法.Gastroenterol Endosc 52:1572-1579,2010
2)上畑恭平,他:閉鎖孔ヘルニア嵌頓に対する新しい非観血的整復手技.日消外会誌55:1-9,2022
3)城田哲哉,他:【絞扼性腸閉塞の診断と治療】絞扼性腸閉塞の診断と治療に対する腹腔鏡手術の有用性.日腹部救急医会誌35:417-421,2015
4)宇高徹総,他:閉鎖孔ヘルニア嵌頓:嵌頓腸管の整復法とヘルニア門の処置について.日腹部救急医会誌25:71-74,2005
5)Farinella E, et al:Feasibility of laparoscopy for small bowel obstruction. World J Emerg Surg 4:3, 2009
6)竹村雅至,他:癒着性腸閉塞に対して腹腔鏡下に手術を行った11例の検討.日外科系連会誌37:912-916,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?