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文献詳細

雑誌文献

臨床外科78巻2号

2023年02月発行

特集 最新医療機器・材料を使いこなす

上部消化管

腹腔鏡下胃切除術での先進的エネルギーデバイスの選択とコツ

著者: 木下敬弘1 永田博美1 小松優1 寺嶋大貴1

所属機関: 1国立がん研究センター東病院胃外科

ページ範囲:P.144 - P.146

文献概要

【ポイント】
◆繊細な先端を有する超音波デバイスでは,正確に剝離層を維持した郭清操作が可能である.ブレード先端のキャビテーション,駆動後のブレード残存熱による組織副損傷に注意が必要である.
◆バイポーラベッセルシーラーは強力な凝固止血能を有し,内臓脂肪過多症例などで有用である.駆動時の側方組織への熱拡散に注意が必要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年2月末まで)。

参考文献

1)金平永二,大村健二,宮永太門,他:55.5 kHz超音波凝固切開装置の安全性に関する基礎実験と腹腔鏡下胃切除への応用.日鏡外会誌2:239-244,1997
2)木下敬弘,金平永二,山田英夫,他:内視鏡下手術で用いるサージカルデバイスの適切な使用法 組織剝離 超音波凝固切開装置(USAD).消外27:1541-1551,2004
3)浅野安生:Vessel sealing system LigaSureTMのメカニズム・使用法.日鏡外会誌8:381-386,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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