臨床外科78巻2号

2023年02月発行

特集 最新医療機器・材料を使いこなす 肝胆膵

Virtual reality（VR）技術を用いた手術支援画像の活用法

著者： 脊山泰治¹ 冲永裕子¹ 原田庸寛¹ 高尾幹也¹ 杉本真樹²

所属機関： ¹がん・感染症センター都立駒込病院肝胆膵外科 ²帝京大学冲永総合研究所Innovation Lab

ページ範囲：P.201 - P.205

【ポイント】
◆Virtual reality（VR）技術を用いることで，手術経験の少なさをカバーすることができる．
◆VR技術は特に直接手で触れられない内視鏡手術で術野解剖を把握するのに有用である．
＊本論文中、［▶動画］マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます（公開期間：2026年2月末まで）。

参考文献

1）脊山泰治：外科手術における画像支援の現状と今後の展開：膵切除における3D解析活用の可能性．日外会誌118：51-58，2017

2）杉本真樹：実践！　手術トレーニング　空間認識力を高めるoff-JT手術修練　臓器立体モデル・3D立体視カメラ・オンラインVR/AR/MR．臨外75：442-449，2020

3）Ome Y, Seyama Y, Doi M：Laparoscopic anatomic resection of segment 7 of the liver using the intrahepatic Glissonean approach from the dorsal side（with video）. J Hepatobiliary Pancreat Sci 27：E3-E6, 2020