文献詳細
文献概要
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あとがき
著者: 田邉稔
所属機関:
ページ範囲:P.394 - P.394
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2022年の大晦日.自宅の大掃除や買い出しが終わり,恒例の『年越しそば+紅白歌合戦』まで少し時間が空いた.何気なくテレビを付け,居間のソファで横になって一息つく.最近,一年が経つのが早い……体が止まると眠くなる……テレビは相変わらずのマンネリ・グルメ番組……つまらない……やや空腹…….そんなまどろみの中で昔の思い出が蘇る.「ああ,あの時行ったフランスの三つ星レストラン……」.
2014年12月,フランス・ストラスブールにある低侵襲手術の開発/トレーニングセンターIRCADで第1回の肝胆膵外科コースが開催され,私もファカルティの一人として招かれた.主催はこの分野では世界的権威のジャック・マレスコ教授.まさに腹腔鏡下肝切除が普及し始め,世界中の肝胆膵外科医がその発展を注視しはじめた時であった.聞けば,参加登録を開始して1日ですべて満席になったとのこと.世界40カ国以上から野心的な外科医がIRCADに集合し,白熱した講演とハンズオントレーニングが展開された.
2022年の大晦日.自宅の大掃除や買い出しが終わり,恒例の『年越しそば+紅白歌合戦』まで少し時間が空いた.何気なくテレビを付け,居間のソファで横になって一息つく.最近,一年が経つのが早い……体が止まると眠くなる……テレビは相変わらずのマンネリ・グルメ番組……つまらない……やや空腹…….そんなまどろみの中で昔の思い出が蘇る.「ああ,あの時行ったフランスの三つ星レストラン……」.
2014年12月,フランス・ストラスブールにある低侵襲手術の開発/トレーニングセンターIRCADで第1回の肝胆膵外科コースが開催され,私もファカルティの一人として招かれた.主催はこの分野では世界的権威のジャック・マレスコ教授.まさに腹腔鏡下肝切除が普及し始め,世界中の肝胆膵外科医がその発展を注視しはじめた時であった.聞けば,参加登録を開始して1日ですべて満席になったとのこと.世界40カ国以上から野心的な外科医がIRCADに集合し,白熱した講演とハンズオントレーニングが展開された.
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