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文献詳細

雑誌文献

臨床外科78巻4号

2023年04月発行

総特集 腹壁ヘルニア修復術の新潮流—瘢痕ヘルニア・臍ヘルニア・白線ヘルニア

eTEPの導入への準備と基本手技

【コラム】TAR cadaver seminarの紹介

著者: 井谷史嗣1

所属機関: 1広島市立広島市民病院外科

ページ範囲:P.424 - P.425

文献概要

 Component separation(CS)法は腹壁再建に有用な方法の1つである.特に近年Novitskyら1)により導入された後方CSの1つであるtransversus abdominis muscle release(TAR)(図1)は腹壁への神経血管束(neurovascular bundle:NVB)の温存が可能で,腹壁合併症も少ないとされ,適応が拡大されつつある.しかしながら本邦においては,TARに対する理解は十分とはいえずトレーニング法も確立していないのが現状である.

参考文献

1)Novitsky YW, Elliott HL, Orenstein SB, et al:Transversus abdominis muscle release:a novel approach to posterior component separation during complex abdominal wall reconstruction. Am J Surg 204:709-716, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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