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文献詳細

雑誌文献

臨床外科78巻6号

2023年06月発行

文献概要

特集 消化管手術での“困難例”対処法—こんなとき,どうする? 胃

十二指腸切離困難例への対処法

著者: 金治新悟1 掛地吉弘1

所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科外科学講座食道胃腸外科学分野

ページ範囲:P.696 - P.702

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【ポイント】
◆十二指腸浸潤胃癌の多くは通過障害を有するような進行胃癌であり,術中に十二指腸浸潤距離を診断して切除範囲を決定することが多い.
◆十二指腸球部と周囲組織を十分に剝離し,自動縫合器の屈曲・回転機能を用いることで遠位での十二指腸切離が可能である.
◆十二指腸断端の縫合不全予防には,ステイプル断端の埋没縫合などの追加処置が有用と考える.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年6月末まで)。

参考文献

1)金治新悟,長谷川寛,掛地吉弘:【これ一冊ですべて網羅! 消化器の吻合方法】総論 吻合法の基礎 器械吻合.消外45:851-857,2022
2)Ri M, Hiki N, Ishizuka N, et al:Duodenal stump reinforcement might reduce both incidence and severity of duodenal stump leakage after laparoscopic gastrectomy with Roux-en-Y reconstruction for gastric cancer. Gastric Cancer 22:1053-1059, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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