文献詳細
特集 術後急変!—予知・早期発見のベストプラクティス
文献概要
手術は侵襲的な治療であるがゆえに術後一定の頻度で有害な事象(術後合併症)が発生し,そのうちの一部がリカバリーできずに手術死亡となる.医療事故調査委員会などに参加すると,問題となるのは大抵が予想外の合併症が起こったことによる死亡例である.すなわち,手術死亡例の多くは『術後急変』によって発症し,救命できなかったことを示す.『術後急変』とは言い換えれば,潜在して進行する合併症に主治医チームが気付けなかったことを意味する.
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