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文献詳細

雑誌文献

臨床外科78巻7号

2023年07月発行

文献概要

特集 術後急変!—予知・早期発見のベストプラクティス 総論

術後急変回避のための特定看護師の育成

著者: 木村光利1 瀬戸泰之2

所属機関: 1東京大学医学部附属病院総合研修センター 2東京大学医学部附属病院胃・食道外科

ページ範囲:P.791 - P.794

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【ポイント】
  特定看護師は,次の事項を通して術後急変回避に貢献できる.
◆手順書による特定行為を行うことによって,担当医が病棟に来るよりも早く医学的な介入ができる.
◆研修を通じて学んだ思考プロセスにより,より早期に患者の異変に気づき,必要な介入を始められる.
◆自らが学んだ知識・経験を,その特定看護師が配属された病棟全体に伝える.

参考文献

1)厚生労働省:特定行為に係る看護師の研修制度の概要.https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070423.html(2023年2月15日閲覧)
2)厚生労働省:保健師助産師看護師法第37条の2第2項第1号に規定する特定行為及び同項第4号に規定する特定行為研修に関する省令の施行等について.https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000690153.pdf(2023年2月15日閲覧)
3)公益社団法人全日本病院協会 看護師特定行為研修検討プロジェクト委員会:特定行為に係る手順書例集,2016年2月.p 13
4)杉山文乃,井上智子,梅田亜矢:国立高度専門医療研究センターおよび国立病院機構における特定行為研修修了者の活動実態と育成に関する研究.国立看護大学校研究紀要19:54-60,2020
5)富阪幸子:クリティカル領域の患者へのタイムリーな対応で急変回避に貢献.看護70:38-41,2018
6)樋口佳耶,林 千冬:特定行為研修を修了した看護師が認識する看護実践の変化.日本看護科学会誌40:645-653,2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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