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特集 見てわかる! 下部消化管手術における最適な剝離層 悪性疾患の手術
腹腔鏡(ロボット)結腸右半切除における剝離層の選択と実際
著者: 渡邉純1 諏訪雄亮1 石部敦士2 遠藤格2
所属機関: 1横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター外科 2横浜市立大学消化器・腫瘍外科学
ページ範囲:P.1043 - P.1047
文献購入ページに移動◆進行癌に対して結腸右半切除を施行する際には,D3郭清もしくはcentral vascular ligation(CVL)を伴うcomplete mesocolic excison(CME)を施行することが,長期成績向上のために重要な手術手技である.
◆CMEの3つのcomponentsの1つに“Dissection in the embryological plane to remove a complete envelope”が提唱されている.Embryological planeに沿った腸間膜の後腹膜からの剝離は,CMEの重要な構成要素の1つである.
◆Embryological planeに沿った腸間膜の後腹膜からの剝離のためには,剝離層に対する解剖学的理解が重要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年9月末まで)。
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