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書評
—吉村知哲,田村和夫(監修)—がん薬物療法副作用管理マニュアル 第3版
著者: 鈴木昭夫1
所属機関: 1岐阜大病院薬剤部
ページ範囲:P.1176 - P.1176
文献購入ページに移動 がん薬物療法においては副作用が高頻度に発現し,重篤な場合には患者の生活の質(QOL:quality of life)を低下させるだけでなく,治療の中断や中止につながります.したがって,副作用対策は患者QOLの改善のみならず,治療効果を高めるためにも薬剤師が実施し得る重要な業務と考えます.さらに,令和6年度診療報酬改定では,「がん薬物療法体制充実加算」が新設され,がん薬物療法の副作用管理における薬剤師の役割がますます求められています.
一方で,抗がん薬は従来の殺細胞性抗がん薬以外に分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬が次々に上市され,レジメンの数は膨大になっています.抗がん薬の種類やその作用機序により副作用のプロファイルはまったく異なり,さらに,がんの進展に伴うさまざまな有害事象により,日々の副作用管理に苦慮されている先生は多いのではないでしょうか.本書はそんな先生方の悩みを解決してくれる一冊になると確信しています.
一方で,抗がん薬は従来の殺細胞性抗がん薬以外に分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬が次々に上市され,レジメンの数は膨大になっています.抗がん薬の種類やその作用機序により副作用のプロファイルはまったく異なり,さらに,がんの進展に伴うさまざまな有害事象により,日々の副作用管理に苦慮されている先生は多いのではないでしょうか.本書はそんな先生方の悩みを解決してくれる一冊になると確信しています.
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