文献詳細
増刊号 2024年最新版 外科局所解剖全図—ランドマークの出し方と損傷回避法
Ⅱ.下部消化管
文献概要
POINT
●PDMは,発生過程において左側結腸が壁側腹膜と癒合せず,下行結腸が内側に変位することを特徴とする固定異常である.
●広範な癒着や血管分岐異常を認めることが多く,癒着剝離や中枢血管処理に注意を要する.
●癒着剝離後に正しいランドマークを確認しながら手術を進めることが肝要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年10月末まで)。
●PDMは,発生過程において左側結腸が壁側腹膜と癒合せず,下行結腸が内側に変位することを特徴とする固定異常である.
●広範な癒着や血管分岐異常を認めることが多く,癒着剝離や中枢血管処理に注意を要する.
●癒着剝離後に正しいランドマークを確認しながら手術を進めることが肝要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年10月末まで)。
参考文献
1)Hanaoka M, Hino H, Kinugasa Y, et al:Minimally invasive surgery for colorectal cancer with persistent descending mesocolon:radiological findings and short-term outcomes. Surg Endosc 35:2797-2804, 2021
2)小杉千弘,幸田圭史,清水宏明,他:腹腔鏡下直腸癌手術の上方郭清に必要な局所解剖.手術74:1829-1835,2020
3)Wang L, Kondo H, Yamaguchi S, et al:Persistent Descending Mesocolon as a Key Risk Factor in Laparoscopic Colorectal Cancer Surgery. In Vivo 34:807-813, 2020
掲載誌情報