文献詳細
増刊号 2024年最新版 外科局所解剖全図—ランドマークの出し方と損傷回避法
Ⅳ.ヘルニア
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)に必要な局所解剖
著者: 谷岡利朗1 滋野亜高史1 奥野圭祐1 川村雄大1 小郷泰一1 藤原尚志1 川田研郎1 徳永正則1 絹笠祐介1
所属機関: 1東京科学大学消化管外科学分野
ページ範囲:P.288 - P.293
文献概要
●鼠径ヘルニアの術式としてTAPP法が優れている点は,手術の最初に,必要な解剖の全体像が確認できることである.
●組織に適切な緊張をかけることが,適切な剝離や切離を可能にし,術中損傷を防ぐことにつながる.
●鈍的剝離中心の手術ではなく,鋭的切離をうまく行うことで,不要な出血を避けることができる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年10月末まで)。
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