臨床外科79巻5号

2024年05月発行

特集 進化する外科教育と手術トレーニング

手術記録法の進化と利用法

デジタル時代の手術記録

著者： 畑中勇治¹ 佐藤悠太² 山口和也¹ 松橋延壽²

所属機関： ¹中部国際医療センター外科 ²岐阜大学医学部附属病院外科

ページ範囲：P.544 - P.553

文献概要

【ポイント】
◆デジタルデバイスにより，効率的に効果的な手術イラストが作成可能である．
◆手術イラストは手術内容の公的記録としてのみならず，外科修練や外科教育にも効果的である．
◆デジタルデバイスを用いた手術イラストは視認性に優れ，論文シェーマ作成などに活用できる．

参考文献

1）楳田祐三，藤原俊義：“伝わる”肝胆膵外科手術記録—iPadを用いた効率的で効果的なイラスト作成法—．日消外会誌53：105-115，2020

2）堀周太郎：デジタル描画デバイスを用いた，「手術の流れ」がわかる手術記事．日消外会誌53：282-289，2020

3）加藤智敬，大嶋侑平，田邉　稔，他：オペ記事に役立つデジタルイラストの作成法．臨外．78：1197-1204，2023

4）Erstad DJ, Hatanaka Y, Cass S, et al：Technique for robotic pancreaticojejunostomy. J Am Coll Surg 236：e12-e14, 2023