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文献詳細

雑誌文献

臨床外科79巻6号

2024年06月発行

特集 結腸左半切除を極める

手技各論

脾損傷の対処方法

著者: 早田啓治1 尾島敏康1

所属機関: 1和歌山県立医科大学第二外科

ページ範囲:P.628 - P.632

文献概要

【ポイント】
◆脾損傷を起こす原因は牽引によるものがほとんどであるため,愛護的な操作,生理的癒着の先行切離が重要である.
◆電気凝固,局所止血剤についての原理と特性を十分に理解し,段階的な止血を行う.
◆容易な脾摘は避けるべきであるが,脾摘を行った場合は術後のメンテナンスが必要となる.

参考文献

1)Di Sabatino A, Carsetti R, Corazza GR:Post-splenectomy and hyposplenic states. Lancet 378:86-97, 2011
2)Rubin LG, Schaffner W:Clinical practice. Care of the asplenic patient. N Engl J Med 371:349-356, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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