文献詳細
特集 合併症を起こさない食道癌手術!—ハイボリュームセンターの技を学ぼう
各施設における合併症を起こさない技と工夫
大阪大学医学部附属病院の技と工夫
著者: 山下公太郎1 百瀬洸太1 西塔拓郎1 田中晃司1 牧野知紀1 山本和義1 高橋剛1 黒川幸典1 土岐祐一郎1
所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科消化器外科学
ページ範囲:P.892 - P.896
文献概要
◆当院における胸腔鏡下上縦隔郭清,食道胃管吻合(Collard変法)の手技について概説した.
◆上縦隔郭清では右迷走神経断端の牽引や食道の2点テーピングを活用し,反回神経を中心とした適切な術野展開を行うことが反回神経麻痺の予防に重要である.
◆腹部操作では上腹部の切開をおかずに胃管を挙上し,頸部吻合を実施することにより肺炎予防につながる可能性がある.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年8月末まで)。
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