文献詳細
書評
—本田五郎(編) 大目祐介,本田五郎(執筆)—坂の上のラパ肝・胆・膵[Web動画付]—腹腔鏡下手術が拓く肝胆膵外科のNEWスタンダード フリーアクセス
著者: 坂井義治1
所属機関: 1大阪赤十字病院
ページ範囲:P.919 - P.919
文献概要
鋭い現場での観察力の一端は胆囊摘出術における“SS-I層での剝離”の解説に見ることができる.最も安全な剝離層はどこにあるのか,その層は剝離中にどのように認識できるのか,病理組織ではどこに相当するのか,など深い観察力による既存の用語への疑問と挑戦,そして理論的な新たな概念の提唱は,まさに“ホンダイズム”である.CVSへの疑義など圧巻である.“Knack”“Pitfall”“Discussion”を通してホンダイズムの醍醐味を味わっていただきたい.
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