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文献詳細

雑誌文献

臨床外科79巻8号

2024年08月発行

文献概要

特集 合併症を起こさない食道癌手術!—ハイボリュームセンターの技を学ぼう 縦隔鏡手術における合併症を起こさない技と工夫

京都府立医大の技と工夫—神経モニタリング知見に基づく反回神経麻痺を起こさない郭清のコツ

著者: 藤原斉1 塩崎敦1 小西博貴1 西別府敬士1 大橋拓馬1 窪田健1 大辻英吾1

所属機関: 1京都府立医科大学消化器外科

ページ範囲:P.920 - P.926

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【ポイント】
◆持続神経モニタリングの術中術後の有効活用により,反回神経麻痺リスクに配慮した縦隔リンパ節郭清が可能となる.
◆縦隔操作早期の大動脈弓部での反回神経の露出により,神経走行に配慮した,より安全な剝離とリンパ節郭清が可能となる.
◆メリーランドタイプのエネルギーデバイスと剝離専用鉗子を適切に使い分けることで,縦隔解剖の特性に応じた合理的な剝離が可能となる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年8月末まで)。

参考文献

1)藤原 斉,塩崎 敦,小西博貴,他:縦隔アプローチでの反回神経麻痺—その特徴と術中持続神経モニタリングの有用性.臨外76:11-18,2021
2)藤原 斉,塩崎 敦,小西博貴,他:頸部縦隔鏡での上縦隔郭清における局所解剖.外科84:403-409,2022
3)藤原 斉,塩崎 敦,小西博貴,他:縦隔鏡下食道切除における深部縦隔リンパ節郭清.手術75:145-152,2021
4)藤原 斉,塩崎 敦,小西博貴,他:縦隔鏡・腹腔鏡による縦隔郭清.臨外76:2-11,2021
5)藤原 斉,塩崎 敦,小西博貴,他:食道胃接合部癌,食道切除—縦隔・腹腔アプローチ.臨外77:821-826,2022
6)Furuke H, Konishi H, Fujiwara H, et al:Predictors of the difficulty of transcervical subcarinal lymph node dissection for esophageal cancer. Esophagus 20:420-426, 2023

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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