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文献詳細

雑誌文献

臨床外科79巻9号

2024年09月発行

特集 徹底解説 大腸癌治療ガイドライン2024

概観

『大腸癌治療ガイドライン—医師用2024年版』の主な改訂ポイント—改訂ポイント対照表付

著者: 絹笠祐介1

所属機関: 1東京医科歯科大学消化管外科学分野

ページ範囲:P.960 - P.963

文献概要

 『大腸癌治療ガイドライン—医師用2024年版』1)での主な改訂ポイント(表1)について解説する.
 これまでの本ガイドラインの根幹である「エビデンスはあくまでも治療法を選択する際の判断材料の一つであり,ガイドライン作成の際はエビデンスを中心にすえながら,医療環境,治療法の難易,利益と不利益のバランス,患者さんの状態,などを考慮しながら専門医たちが合意のうえ推奨度を決める」ことを踏襲した.一方で,本改訂では,委員の採決結果も明らかにして,委員内での意見の相違なども透明性をもってわかるようにしたこと(合意率の記載),また,補助療法に関しては,関連領域が合同で原案作成と推奨度の決定を行ったことが,大きな変更点である.

参考文献

1)大腸癌研究会(編):大腸癌治療ガイドライン—医師用2024年版.金原出版,2024

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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