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文献詳細

雑誌文献

臨床外科79巻9号

2024年09月発行

文献概要

特集 徹底解説 大腸癌治療ガイドライン2024 概観

切除不能・再発大腸癌に対する薬物療法

著者: 山口研成1 大隅寛木1 丹羽美香子1 吉野光一郎1 宇田川翔平1 下嵜啓太郎1 若槻尊1 大木暁1 陳勁松1 篠崎英司1

所属機関: 1がん研有明病院消化器化学療法科

ページ範囲:P.974 - P.978

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【ポイント】
◆薬物療法の適応を判断する前には,適応可否(Fit-Vulnerable-Frail)を判断する.
◆後方ライン(サルベージライン)の薬物療法においては,トリフルリジン・チピラシル+ベバシズマブに新たなるエビデンスが加わり,推奨度が1となった.
◆メンテナンス療法の中で,抗EGFR抗体薬を使った一次治療のメンテナンス療法における推奨が示された.

参考文献

1)大腸癌研究会(編):大腸癌治療ガイドライン—医師用2024年版.金原出版,2024
2)Prager GW, Taieb J, Fakih M, et al:Trifluridine-tipiracil and bevacizumab in refractory metastatic colorectal cancer. N Engl J Med 388:1657-1667, 2023
3)Seymour M:Conceptual approaches to metastatic disease. Ann Oncol 23 Suppl 10:x77-x80, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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