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文献詳細

雑誌文献

臨床外科8巻11号

1953年11月発行

文献概要

綜説

頸動脈撮影の副作用について

著者: 泉周雄1 澁谷信明1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科学教室

ページ範囲:P.645 - P.648

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 近事心臟,血管外科の発達と共に,各種血管撮影術が臨床的に價値を有していることが認められ,広く一般に行われるようになつて来た.脳外科の領域に於ても古くから頸動脈撮影が診断法の1つとして研究されて来て,既にその撮影法に関しては略々定見に達したかの感がある.即ち現在に於ては主として経皮的に施行し,造影剤としてはDiodrastを用いているのであるが,尚時に重大な結果を惹起し患者にとつても医者にとつても大きな不幸をもたらすことがある.私はこゝに最近経驗した不祥事を中心として,その副作用乃至合併症について記し,その原因について考察し,併せてその発達の跡を簡單に触れて見たいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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