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文献詳細

雑誌文献

臨床外科8巻11号

1953年11月発行

文献概要

症例

アメーバ性肝臟膿瘍の2例

著者: 広津三明1

所属機関: 1靜岡厚生病院外科

ページ範囲:P.655 - P.656

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 アメーバ性肝臟膿瘍は赤痢アメーバが熱帶に多く,温帶の本邦に於て比較的少いことから其の発生も又少いことは当然であるが,戰時中南方に在住し終戰後相当の年月を経た後に発生したアメーバ性肝臟膿瘍の2例を経驗したので報告する.アメーバ性肝臟膿瘍は其の多くが赤痢アメーバを経驗したものに多いが,既往に赤痢アメーバを知らないものもある.私共の症例でも第I例は赤痢アメーバの既往をもち,第II例では過去に其の経驗もなく突然肝臟膿瘍を起した例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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