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文献詳細

雑誌文献

臨床外科8巻12号

1953年12月発行

文献概要

最近の外國外科

術後嘔吐及び他の原因による嘔吐の新鎭吐剤による治療法,他

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所属機関:

ページ範囲:P.724 - P.725

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(Der Chirurg 24, J. H. 5, 1953)
 手術後の嘔吐特にエーテル麻醉後に起る嘔吐はさけたい麻醉合併症である.鎭吐剤として嘔吐反射路を中断するか,興奮傳導路に抑制的に働けば確実に良く効くことになる.
 すでに前から抗ヒスタミン剤に鎭吐作用のあることが知られていたが,多くの抗ヒスタミン剤の中から強い鎭吐作用を有するDrmamin,Vomex Aを推奨する.この作用機轉は判然としないがヒスタミンを中和したり化学的に変化させる事よりもむしろその最もよい効果は神経系や組織をヒスタミンや他の病毒に対する刺戟閾が高い樣な違つた反應状態に置き代えんとする能力にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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