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文献詳細

雑誌文献

臨床外科8巻13号

1953年12月発行

文献概要

特集 頸部外科臨床の進歩

リンパ腺結核症の治療

著者: 濱口榮祐1

所属機関: 1國立東京第一病院

ページ範囲:P.751 - P.762

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I.序
 リンパ腺結核症の問題は古くして,しかも今日なお種々未解決の重要課題を藏している。殊に最近急速に發達した結核症の化學療法はリンパ腺結核症の治療法をも一變したかの觀がある。われわれは既にリンパ腺結核症を始め,身體各部の結核性冷膿瘍に關し,化學療法を主體とする研究を數次に亙つて報告して來たが,それらは主として治療の近接成績であつた1)2)3)。結核症の如く,慢性經過をとり,しかも再發の多かるべき疾患では治療の遠隔成績を調査し,飜つて各治療法の効果を比較検討し,今後の參考とすることは極めて有意義である。この報告では從來の治療法を批判しわれわれの經驗を述べ,最近調査した遠隔成績から本症の治療法の將來について言及する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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