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文献詳細

雑誌文献

臨床外科8巻2号

1953年02月発行

綜説

補液としてのGlyco-Alginについて(第2報)—循環血液量,血漿量,細胞外液相および血球抵抗力に及ぼす影響

著者: 高山坦三1 菅原古人1 菅原正彥1 渡邊正之1 池田敏夫1 早坂滉1 武山勝也1 山田史朗1 丸山行道1

所属機関: 1札幌醫大外科教室

ページ範囲:P.68 - P.71

文献概要

1
 われわれはその第1報において,われわれの考案,創製したGlyco-Alginすなわちアルギン酸ソーダを0.3%の濃度に溶解した5%ブドー糖液が,出血による下降血圧を上昇せしめる作用において,かつまたその上昇血圧を持続せしめる作用において,アルギン酸ソーダ生理食塩水溶液よりもすぐれ,且つRinger液,等張ブドー糖液にはるかに優るものであるとの,実驗的ならびに臨床的観察の成績をえたが,今回は本剤についておこなつた循環血液量,循環血漿量,細胞外液相および赤血球滲透抵抗力等に及ぼす影響に関する実驗的研究の結果を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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