文献詳細
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文献概要
(第1篇)
1945年8月6日広島市に於ける原子爆彈の投下後,約半年を経た頃から被爆市民多数の皮膚,特にその露出部に大小種々の醜形を呈するケロイド樣の新生組織を生ぜしめた.殊にその病変は顏面・頸部・手部・足部等に発現したので罹患者は不快と不自由を訴え,中には甚しい運動障碍を来たし特に女性に於ては容姿上に相当重大な悩みとなつていることは同情にたえぬ.
患者は総て爆撃の当日爆心から1500乃至5000米の距離で被爆したものである.
1945年8月6日広島市に於ける原子爆彈の投下後,約半年を経た頃から被爆市民多数の皮膚,特にその露出部に大小種々の醜形を呈するケロイド樣の新生組織を生ぜしめた.殊にその病変は顏面・頸部・手部・足部等に発現したので罹患者は不快と不自由を訴え,中には甚しい運動障碍を来たし特に女性に於ては容姿上に相当重大な悩みとなつていることは同情にたえぬ.
患者は総て爆撃の当日爆心から1500乃至5000米の距離で被爆したものである.
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