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文献詳細

雑誌文献

臨床外科8巻6号

1953年06月発行

文献概要

症例

珍しい形状を呈した腹腔内結核性腫瘤

著者: 安藤豊春1 靑木忠夫2 中村三樹2

所属機関: 1日本大學醫學部若林外科教室 2日本大學醫學部病理學教室

ページ範囲:P.324 - P.326

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 腹部腫瘤は日常屡々経驗するところであるが,その臨床的診断は時に極めて困難であつて,開腹により初めてその診断の決定せられることも決して少くない.また開腹してもなお病理組織学的檢査にまたねば確実な診断を下し得ぬ事も屡々ある.私は最近手術所見,肉眼的並に病理組織学的所見より結核性病変なることを確かめ,且つ異常な形状を呈した腹腔内腫瘤の例を経験したので,これを報告し,その発生機轉について些か述べて見たいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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