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文献詳細

雑誌文献

臨床外科8巻9号

1953年09月発行

特集 最新の麻醉

手術,麻醉操作にともなう心電図について

著者: 西邑信男1

所属機関: 1東京大学医学部清水外科

ページ範囲:P.543 - P.546

文献概要

 近来胸部,心臟外科の進歩にともない,手術中における心電図の研究が盛におこなわれるようになり,自律神経ことに迷走神経の操作中又は後におこつたと考えられる心臟停止についての報告がしばしばなされてきた.(Moore, Meeks, Willi—am, Ehrenhaft, et. al.)又一方麻醉学の進歩にともないintubation等の操作が盛におこなわれ,cyclopropaneが一部の人々によつて愛用されるようになりこれらの心臟への影響が注目されるようになつた.他方balance anesthesiaの進歩とともに術中操作の自律神経におよぼす作用が重要視されてきた.
 こゝに当外科においておこなわれている外科手術操作の心電図におよぼす影響をみ,このさいの予防処置等について考えてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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