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文献詳細

雑誌文献

臨床外科9巻12号

1954年12月発行

文献概要

症例

右側卵巣嚢腫茎捻轉と急性虫垂炎性盲腸周囲膿瘍の合併症例

著者: 宮川忠弘1

所属機関: 1青森市東青病院外科

ページ範囲:P.895 - P.897

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 腹部外科殊に婦人科との境域に於て比較的急剤な下腹部疼痛を以て始まり,術前其確診に困難を感じ,然も臨床医家の屡々遭遇する疾患に子宮外妊娠破裂,卵巣嚢腫茎捻転,急性虫垂炎性腹膜炎がある.之等は何れもその症状急激に来り結局早期に開腹手術を必要とし,診断決定のために徒に時間の遷延を許さぬ場合がある.亦各種の補助診断法を以てしても,尚お断定に苦しみ開腹して始めて合併症の存在を知る場合もある.私は右側卵巣嚢腫茎捻転と急性虫垂炎性盲腸周囲膿瘍と合併せる例を経験したので茲に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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