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文献詳細

雑誌文献

臨床外科9巻12号

1954年12月発行

文献概要

症例

乳腺結核の2例

著者: 西成浩1 阿部啓一1

所属機関: 1東北大医学部桂外科

ページ範囲:P.898 - P.899

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 1829年Cooperは乳腺結核の存在を指摘し,又1865年Virchowは「乳腺に結核なし」と発表しているが,その後Dubar(1881)が臨床的に詳述し,又Cuneo(1868),Ohnacker(1883)が動物接種に,Roux(1861)が結核菌の検出分離に成功してこゝに乳腺結核の存在が確立され,現在まで外国では535例(Moor1)1953),本邦では86例(増田)2)の症例報告をみるに至つた.著者の教室に於ても高橋3)(昭9),佐谷4)(昭18),及川5)(昭24)が合計11例の報告をして居るが,最近更に2症例を経験したのでこゝに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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