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文献詳細

雑誌文献

臨床外科9巻2号

1954年02月発行

綜説

ファロー氏四徴症に対するBlalock-Taussig氏手術経過中の動脈血中酸素飽和度の変動

著者: 中山耕作1 木村賢二1 松田和雄1

所属機関: 1東京女子医大病院榊原外科

ページ範囲:P.95 - P.101

文献概要

 近年心臓外科の発達に伴い,Anoxiaに関する問題が種々檢討される様になつたのであるが,外科領域に於ける流血酸素飽和度計による測定に就いては,本邦では未だ余り記載されていない様に思われる.
 此処で吾々が問題とするのはファロー氏四徴症であつて,始めから低酸素血状態にあり,之に対して開胸,吻合手術等の侵襲を加えることは,更に高度の低酸素血状態を惹起し得る危險に常に曝されている.從つて,常にその流血酸素飽和度を測定することは極めて重要であり,之によりその生起する危險を未然に防ぐことが可能になるわけである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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