文献詳細
綜説
ファロー氏四徴症に対するBlalock-Taussig氏手術経過中の動脈血中酸素飽和度の変動
著者: 中山耕作1 木村賢二1 松田和雄1
所属機関: 1東京女子医大病院榊原外科
ページ範囲:P.95 - P.101
文献概要
此処で吾々が問題とするのはファロー氏四徴症であつて,始めから低酸素血状態にあり,之に対して開胸,吻合手術等の侵襲を加えることは,更に高度の低酸素血状態を惹起し得る危險に常に曝されている.從つて,常にその流血酸素飽和度を測定することは極めて重要であり,之によりその生起する危險を未然に防ぐことが可能になるわけである.
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