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綜説
ブロカインアミドによる椎間板ヘルニアの治療経驗
著者: 奥村吉文1 田村忍1 松浦潔1
所属機関: 1静岡縣立中央病院外科
ページ範囲:P.187 - P.189
文献購入ページに移動衆知の如く塩酸プロカインは速効的鎮痛作用を有するため局所又は静脈注射に応用せられているが,又その副作用も決して見逃がすことが出来ない.之に反しプロカインアミドは塩酸プロカインに比し体内に於ける水解作用が極めて緩徐である為,作用機転も漸進的且つ永続的であり副作用も少い.E.F. TrautはDegenerative Arthaitis,椎間板ヘルニア,背筋に原因するLumbago, Bur—sitis, Periarthritis, Tendinitisによる肩胛関節部附近の疼痛,Shouldea-hand Syndromプロカインアミドを注射して良好な結果を得たと報告している.
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