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文献詳細

雑誌文献

臨床外科9巻4号

1954年04月発行

文献概要

症例

珍らしい経過を辿つた腸重積症の1例

著者: 松崎繁男12 門野登12

所属機関: 1北海道三井砂川鉱業所病院外科 2北海道大学三上外科

ページ範囲:P.213 - P.214

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 廻盲部腸重積症に関する報告は極めて多いが,嵌入腸管が壊死離断して,肛門から排泄された例は比較的稀である.最近胆嚢穿孔による胆汁性腹膜炎で腸管麻痺の為救急的腸瘻造設術を行つたが,術後2週間目に認むべき所見無しに廻盲部腸重積症を併発し,嵌入腸管が壊死離断して肛門から排泄されたので,始めて腸重積症なることが判つた1例に遭遇したので,茲に報告し,併せて本症に関して考察を加え,諸賢の御教示御批判を仰がんとするものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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