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文献詳細

雑誌文献

臨床外科9巻6号

1954年06月発行

文献概要

綜説

術後疼痛に対するレスタミン使用の経験例について

著者: 安藤隆1 塚田喜衛1 西村五郞1

所属機関: 1日本大学医学部若林外科学教室

ページ範囲:P.377 - P.383

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 術後疼痛に関して最近この方面の関心が,とみに高まり,種々薬剤を用いての術後疼痛緩和に関する報告が発表されている.即ち従来から使用されているモルヒネ,パントポン等のアルカロイド剤及び種々の非アルカロイド鎮痛剤の皮注,更にアルコール点滴静注,塩酸プロカイン静脈内注入,ヌペルカインオレーフ油,ノボカインオレーフ油の局注,アロナール,アスピリン,ピラミドン,バルビタール,内服等である.Restamine〔コーワ〕は,抗ヒスタミン剤としてアレルギー性疾患に極めて見るべき効果を挙げているが,我々は本剤を特に術後疼痛除去に対して使用し,いさゝか見るべき結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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