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文献詳細

雑誌文献

臨床外科9巻8号

1954年08月発行

文献概要

綜説

股関節に於ける一過性滑液膜炎

著者: 笠井実人1 大橋良三1 粟屋梧老1

所属機関: 1松江日赤病院整形外科

ページ範囲:P.513 - P.516

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 股関節に於ける一過性滑液膜炎は,ドイツではCoxitis simplex,Coxitis,fugax,ephemereCoxitis,Coxitis incertae causaeなどと呼ばれ,アメリカではtransltory coxitis,coxitls serosaor simplex,acute transient epiphysitisとも呼ばれている.本疾患は決して珍しいものではなく,吾々の外来に於ても昭和27,28の両年度に於て20例を経験した.然し之に関する記載は少く,神中整形外科学にも股関節結核の鑑別診断の項に僅か数行述べてあるに過ぎない.偶々J.of theA.M.A.(146.9.1951)にEdwardsが本疾患について詳細な報告をしているのを読み,興味をもつて症例を観察して来たが,丁度20例に達したのでこゝにまとめて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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