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文献詳細

雑誌文献

臨床外科9巻8号

1954年08月発行

症例

急性汎発性腹膜炎に合併せる破傷風の1治驗例について

著者: 鈴木武松 山口滋嗣

ページ範囲:P.517 - P.519

文献概要

 滅菌操作の発達と化学療法の進歩により開腹術後に見られる破傷風は,極めて稀なものとなつた.本邦文献には岡野氏1),中田氏2),城戸氏3),等の虫垂切除後に発生した例,弘中氏4)の胃切除後に伴つた例,山田氏5)の帝王切開後に発生した症例等の記載が見出される.
 私達は最近小児の汎発性腹膜炎患者に破傷風が合併した症例を経験し,種々の処置の結果,幸いにも治癒せしめ得たので以下に症例を報告し,簡単な考察を施してみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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