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症例
先天性肩甲骨高位症を伴つた先天性肩関節脱臼の1例
著者: 高橋喜美雄1
所属機関: 1弘前大学医学部整形外科数室
ページ範囲:P.521 - P.522
文献購入ページに移動 先天性肩甲骨高位症は1863年Eulenburg氏にょり初めて報告され,1891年Sprengel氏により詳しく記載されたので一般にSprengel氏変形として知られて居り外国にはその報告例も少くないが,我が国に於いては1908年田代氏が初めて報告して以来22例が報告されて居る.しかし,1839年R.W. Smith氏により初めて記載された先天性肩関節脱臼は外国には先天性肩甲骨高位症同様多くの報告があるが,我が国に於いては,1934年小菅氏,1949年田村氏,1950年中川氏の各々1例づつ合計3例が現在まで報告されて居るに過ぎず極く稀な疾患とされて居る.
私は先天性肩甲骨高位症,潜在性脊椎披裂,鎖骨形態異常等を伴つた先天性肩関節脱臼の1例を経験したので報告する.
私は先天性肩甲骨高位症,潜在性脊椎披裂,鎖骨形態異常等を伴つた先天性肩関節脱臼の1例を経験したので報告する.
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