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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科10巻1号

1956年01月発行

特集 卵巣機能障害

人工気腹療法の月経周期に及ぼす影響に就て

著者: 石原正俊1 高瀬朝雄1

所属機関: 1国立療養所霧島病院

ページ範囲:P.31 - P.32

文献概要

I.緒 言
 1931年アメリカのBanyaiが最初に人工気腹術を行い,肺結核に対しても有効であると発表されてからアメリカに於いては既に一般的普及をみている事は周知のことで,我が国に於いても20数年前実施されたが,顧みられるところなく僅に岩崎氏が横隔膜神経麻痺術との併用16例に試みた報告をみるに過ぎなかつた。
 終戦後人工気腹療注が肺結核の治療法として優秀な成績を挙げているアメリカの文献に接し,再び我が国で追試され始めその臨床成績,副作用等諸家の報告をみるが,月経に対する影響は促進するとの一部報告があるにすぎない。我々はこの月経を中心として人工気腹術が月経周期に如何に影響するかを調査したので簡単に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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