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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科10巻13号

1956年12月発行

特集 産婦人科及びその境界領域の循環器系疾患

心血管機能検査法

著者: 木村栄一1 鈴木佑一1

所属機関: 1東北大学中村内科

ページ範囲:P.857 - P.864

文献概要

心・血管系の異常によつてあらわれる徴候をまず表示してみると,心臓の拡大・心音の異常・脈搏不整各種血液動態の異常・心筋傷害心電図呼吸系障害・鬱血症状・末梢血管障害などで,循環機能の良否の判定はこれらに関する所見を総合してなされる。
 これら各項目の検査には,視診・触診・打診・聴診などの古く,かつ簡潔な方法が依然として大きな役割を演じていることはいうまでもないが,一方新しい検査方法・測定装置の導入により,循環機能検査法は最近において著しい変貌を示すに至つた。心臓搏動や血液循環のごとき周期性現象の分析を行うには,その自動的測定記録がぜひとも必要であるが,最近の電子工学の飛躍的な発達はそれを正確かつ簡便にしたのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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