文献詳細
特集 産婦人科及びその境界領域の循環器系疾患
文献概要
まえがき
心不全によつて生ずる浮腫には,肺に現われるものと,全身に起るものとがある。しかし一般に心臓性浮腫というと,心不全による全身性浮腫を意味しており,このときは全身に鬱血症状がつよいために鬱血性心不全(congestive heart failure)とも言われる。ここには主として鬱血性心不全の浮腫についてのべる。
心臓性浮腫は心臓の傷害があつて起ることは当然であつて,弁膜,心筋,心嚢に傷害を有するものに来るが,ときには心臓自身には傷害はなくとも,例えば肋膜の滲出液の著しい貯溜のごとく隣接臓器の変化からの影響による場合もある。
心不全によつて生ずる浮腫には,肺に現われるものと,全身に起るものとがある。しかし一般に心臓性浮腫というと,心不全による全身性浮腫を意味しており,このときは全身に鬱血症状がつよいために鬱血性心不全(congestive heart failure)とも言われる。ここには主として鬱血性心不全の浮腫についてのべる。
心臓性浮腫は心臓の傷害があつて起ることは当然であつて,弁膜,心筋,心嚢に傷害を有するものに来るが,ときには心臓自身には傷害はなくとも,例えば肋膜の滲出液の著しい貯溜のごとく隣接臓器の変化からの影響による場合もある。
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