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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科10巻2号

1956年02月発行

特集 合成エストロゲンの生物学と臨床

合成エストロゲンの効力比較

著者: 中山徹也1

所属機関: 1東京大学医学部(三井厚生病院産婦人科)

ページ範囲:P.83 - P.87

文献概要

 EstrogenにはSteroid骨格即ちCyclopenta-noperhydrophenanthrene核を有する天然のSte-roid estrogen及びそのEsterと,英国のDodds等により開拓せられたDiethlstilbestrol, Hexes-trol等のStilben系Estrogen,並びにSteroid核のD環,更にC環を開裂させて得られたDoisy-nolicacid系のEstrogenの3群に大別される。
 Steroid estrogenに就いては1930年Butena-ndtか妊娠尿よりEstroneの純粋結晶を抽出し其の化学構造を明らかにして以来,Estradiol,Estriol, Equilenin, Equilin等が分離され,更にそのEsterに就いても広範な研究がなされて居り,製剤としてはEstradiol, Estradiol benzoateが注射液として,内服錠としてはEthinyl estradiol,デボー剤としてはEstradiol dipropionate, Estra-diol valerianate及びEstradiol cyclopentyi p-ropionate等が一般に使用されて居る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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