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特集 合成エストロゲンの生物学と臨床
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性ホルモンの効果を長く持続できれば便利である。しかし,こういう場合の他に,一過性に衝激的にホルモンを投与し,血中濃度を甚しく高めて治療効果を求むる場合もある。この二つの場合の使用ホルモン剤は当然異つた構造をもつものであり,前者の目的の為にはPelletやdepotがあり後者には天然のEstrogen又は合成Estrogenがある。Pelletやdepotに対する関心が高められるに至り,実地臨床にこれらが使用される様になつたので,以下にこの内のdepotについて記載する。
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